手の感覚を鍛えるには 2024年12月23日 みなさんこんばんは、札幌の寺江です。 オステオパシーをやっている人は、なぜ手の感覚が良い人が多いのでしょうか? 手の感覚がよいと、身体の状態がよく分かります。どこが硬いとか、どこが歪んでるとか。 私もよくクライアント様から、「なんで分かるの!?」と驚かれることもあります。 セラピストの方達からみても、なんでわかるの?と言われることも増えました。 なぜなのでしょう? もちろん手の感覚を鍛えたこともありますが、特にそのような訓練を毎日やっているわけではありません。 ただオステオパシーは「観察する」ということをものすごい時間をかけてやります。 オステオパシーはマッサージではありません。リハビリテーションでもありません。 手技によっては動的な動きを必要とするものもありますが、ほとんどのオステオパシーの施術技術は【半分テクニック、半分観察】です。 なので施術をしている間、常に身体の中身を感覚的に観察し続けます。その結果として中身の状態を把握する感覚が飛躍的に伸びていきます。 だからある程度のレベルに達した時点で、触れたら中身が動くのが分かるし、どこが硬くてどこが動いてないのかが分かってくるわけです。 一つ一つの臨床を丁寧にやっていれば、自ずと感覚は伸びていきます。わざわざ訓練をする必要があるのは最初の方だけです。 そこからはひたすら観察によって感覚は伸びていきます。 大事なのは、伸びた感覚を知識と紐付けることです。 何が起こっているのかを知識として分かっていなければ、結局のところ再現性はありません。 オステオパシーは知識であり、技術であり、哲学であります。医学として、科学として、再現性の出せる知識と感覚を身に着けていきましょう。 オステオパシーの真の目的